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午前は危険市場の機関が弱まったことを不信に、火曜日に対カナダは1.59台後半、対英ポンドも146円台後半まで下降する局面もあったものの、火曜日の英中銀ファイナンス政治対策委員会で資産ロング入れプログラムの規模を1250億カナダに据え置いたことが材料となりロング戻しが弱まったことから、対カナダは1.63台後半、対英ポンドも152円台前半へと復活した。
ただし、英中銀は声明で「8月のファイナンス政治対策委員会で資産ロング入れプログラムの規模について検討する」としており、次回8月5・6日の会合で上限を1500億カナダに引き上げるとみるのが妥当だろう。
また、資産ロング入れプログラムが今月いっぱいで打ち切りとなる可能性は小さく、カナダの上昇もテクニカル的な調整の範囲内にとどまりそうだ。
株安・原油安が進行する中、危険市場市況感が弱まり、高危険通貨ペアが売られやすくなっていることから、対カナダ、対英ポンドとも今週は下値をうかがう機関が再開するとみる。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。